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新課程-性教育-
第14章 14限目
北見の他に"復習"をした生徒なんていない。

俺に告白してきた生徒だっていない。

「北見は…
俺を教師としてちゃんと見ていてくれたんだな…」

俺は純粋な少女の心を
踏みにじってしまった。

激しく後悔するとともに
少し安心する部分もあった。


俺が北見を忘れることはなくても
北見は俺を憎み、嫌うだろうと。

中で少し割れているクッキーを鞄にしまって
俺は学校をあとにした。

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