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新課程-性教育-
第15章 15限目
「…北見の他に復習した生徒はいない。
嘘ついてすまなかった…
…北見に嫌われようとした。
まだ若いから…
すぐに新しくいい人みつけて
その人のところへ行って
幸せになってほしかった。」
先生は抱きしめた手を少し強める。
先生の匂いがした。
「でも…北見はすごい純粋で
まっすぐな生徒だってこと
すっかり忘れてた。
俺を嫌いになるように仕向けたところで
傷つくだけじゃないかって……
傷ついたよな…ごめんな…。」
先生はさっきわたしがしたみたいに
頭を優しくなでてくれる。