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第31章 先生、大好き。

「……うまいなあ。
はい、じゃあ美優紀も。」

「………ん、美味しい…！」



食べ終わったあと
わたしたちは洋梨のジェラートを頼んで
運ばれてくるのを待った。


「ねえ、せんせ…じゃなくて、一樹。」

「なに？」

先生は優しく微笑む。

大きな水槽の水がきらきらして
薄暗い店内は大人な雰囲気が漂う。




わたしは夏休みが終わる頃には
日本に帰らなきゃいけない。