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第31章 先生、大好き。

「あのね、その…
…わたしたちって恋人同士…？」

目をしっかり見つめて
先生の言葉を待つ。

「うーん……。」

先生はなぜか辛そうな表情を見せる。

そこでタイミング悪く
洋梨のジェラートが運ばれてくる。


「…うわ、美味しそうだな。」

先生は返事をしないで
洋梨のジェラートを食べ始める。


……ちょ、先生…

わたしの話は無視なの…？


「ほら、美優紀も食べないと
溶けちゃうよ？」

先生の表情はまた笑顔に戻っている。


……話、完全にそらされちゃった…。