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第7章 その温度さえあればきみを忘れることだってできたのに、

…その時だった。


壊れたのかもしれないと思うほど何の振動もなく大人しくなっていたから、すっかり忘れていたローターの存在を思い出したのは、突如、振動が強くなったから。


「っ…ふ」

「…理紗？」


一瞬だけ離れた唇。


力なく寄りかかってしまったあたしの耳元に、翔は舌を這わせて、中まで滑らせる。


それだけでとっくに潤ってしまっていた秘処は、ローターの刺激もあいまって、下着を通り越してワンピースを汚してしまうんじゃないかってくらい、淫らに濡れてた。