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甘いだけの嘘ならいらない
第7章 その温度さえあればきみを忘れることだってできたのに、
翔は困惑するあたしに躊躇いもなく、信じられないことを言う。
「理紗、自分の指でココを擦って、もっとぐちゃぐちゃにしてみろよ…」
「っ?!や……」
「それと、俺の指舐めて」
唇をなぞる翔の指は、暗がりでもわかるほど、あたしの蜜で濡れていた。
淫らな匂いがする指を押しつけられて、反対の手は、あたしの足の間に誘導される。
「み、みられちゃう……」
ふるふると首を振って拒むあたしに、翔が笑う気配がする。