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貴方に出逢えて。
第16章 ✿星空の下で✿


その言葉の意味を考える間もなく、星崎は立ち上がった。

「なーんて。

実際のところは森生さんしかわからないけどね。

さ、そろそろ帰ろうか」

眼鏡の奥にある涼やかな瞳からは、何の感情も読み取れなかった。

凛が気がつく間もなく支払いを済ませた星崎に恐縮しながらも、まだ人通が多い街に出た。




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