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貴方に出逢えて。
第18章 ✿この温もりを✿


「ご馳走様でした」

頭を下げる凛に森生は少し笑った。

真上では東京タワーが赤く光を放ち、幻想的な雰囲気を醸し出していた。

「……あぁ

今日は付き合わせて悪かったな。

それじゃあな」

それだけ言うと片手を上げて凛に背を向けて歩き出した。




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