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貴方に出逢えて。
第20章 ✿貴方に出逢えて。✿
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聖也と別れて酔いをさましながら只々歩いていると、この間森生と来た東京タワーの下に出た。
適当なベンチに腰掛け、目の前にあるタワーを見上げると森生とのことがまるで走馬灯のように思い出された。
初めての授業、どうしようもない話に笑い転げたこと、合格を報告した時の喜んだ顔、居酒屋で目を丸くしたこと、病院での心配そうな顔、それからこの間のこと。
まるでこの間の事のようにありありと思い出せる。