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第20章 ✿貴方に出逢えて。✿

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キスの雨を受けながら凛はそっと窓の外を見た。

大きく輝く東京タワーはいつもと同じはずが今日は一段と綺麗に見えた。

凛が窓の外を見たままだったために、森生も顔を上げて同じ方向を向いた。

「どうした？」

その問いに凛は森生の顔を見ながら柔らかく微笑んだ。