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第10章 嘘　前編

「そ･･･そんな質問には答えられません！」
そんな恥ずかしいこと･･･言えません。

「これじゃあ機械のテストにならないのぉ〜。
ＹｅｓかＮｏかで答えるんじゃ」
神馬博士が指示します。

「じゃあ･･･Ｎｏです･･･」
私がおずおずと答えると･･･

ブブブブブブ！

機械が警報を発します。

「ウソってことじゃな･･･
小百合ちゃんはやっぱり
オナニーしてるんじゃのぅ〜」
神馬博士が嬉しそうです。

「週に何度くらいオナニーしてるんだい？」
中辻さんが調子に乗って私に尋ねます。

「中辻くん･･･ＹｅｓかＮｏかで
答えられる質問をするんじゃ」
神馬博士が中辻さんに言いました。