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幼馴染と発情期
第3章 新婚さんごっこ


小学校の高学年くらいから自分が他の子よりも胸が大きいと気付き始めた。


中学になると身長は全然伸びないのに胸ばかり成長する。


中学を卒業する頃には身長150センチのHカップ…。

先生からセクハラされるし、男子にもイヤラシい目で見られるし高校は女子校に行くと決めていた。


「麻由(マユ)!高校でもお兄ちゃんがしっかり麻由のこと守るからね!」

「賢(ケン)ちゃんは学校違うでしょー!賢ちゃんなんか頼りにしてないもん」


賢ちゃんは双子の兄。

こんな事言って守ってくれた事なんて一回もない。

賢ちゃんもなかなか小さい身体で男の子なのに男子からすごく人気があったり、双子だけど賢ちゃんは本当に可愛かった。

それで天然っていうのか…私が男子に何かされてても本当に気付かない。


「一緒だよ?だって今年から共学だもん」

「ふえ?うそぉー!そんなの聞いてないよ!」


そういえば、高校を決めるときにこれから通う高校を見つけてきたのは賢ちゃんだった。

賢ちゃんと一緒に学校の文化祭も行って女子高で自分がいける学校ならここで良いって思って決めた。

なんでこんな重要な事もっとちゃんと調べておかなかったんだろ。。


「ちゃんと学校案内に書いてあったでしょ~」

「女子高が良いって言ってたの知ってるでしょ!」

「元女子高だよ?女の子いっぱいで俺は嬉しいなぁ」


せっかく男子から逃れられると思ったのにぃ…


賢ちゃんはこんなんだし、双子でもあるからか男の子でも賢ちゃんは全然大丈夫なんだけど…。
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