この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
want to be ...
第8章 葛藤
「めっちゃ激しく突いてる時にさ、
「パパぁ、ママいじめちゃダメぇえ」って。なー悠翔?」
「?」
はぁあ!?
「なー」じゃないでしょ「なー」じゃ!!
「自重しなよお兄ちゃん…」
「えー?自重?やだよ、俺我慢したら壊れる」
「何でよ!」
「えー、たぶんね、性欲のタカぶっ壊れて杏奈も襲う」
「…最低だね」
お兄ちゃんの性欲が底なしなのは…、確かに毎日毎日違う女の子を抱きまくってたあの頃を思うと頷けるけども。
「パパぁ、あんずのかりー、ママのよりおいしい」
「…んー?それママに言っちゃダメだからな?」
「なんでー?」
「ママ鬼さんになるぞ」
「…!わかった!おにさんきちゃだめだから、
ゆうくんママにいわない!」
「ん、偉い偉い。じゃあ、人参さんも食べれるよな?」
「う…、うん!だってにんじんさん、
おにさんよりこわくないもんね!
ゆうくん、にんじんさんたべるよ!」
そう言って、皿の端っこに悠翔自らの意思でよけてあった人参を、にらめっこしながら食べ始めた。
…なかなかやるじゃん、お兄ちゃん。
そして、涙目になりながらも全ての人参を食べ終えた悠翔。
「偉いね悠翔ー!人参さん食べられたね!
ママ大喜びだね!」