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want to be ...
第11章 甘い夜
いつもは愛撫なんてほとんどしないで挿れるのに。
酷い時なんて全く濡れてない時に挿れて、あたしの泣き顔に感じちゃったりした癖に…
こんな時に、そんな優しい焦らすような愛撫…
もっと好きになっちゃう…
「も…ぃ、からっ…、…っん、挿れて…」
涙目になりながら懇願すると、
優しく笑って首を振られる。
な、何で…っ?
「俺さ…今までほとんど愛撫しないで挿れてたじゃん。
何度も何度も…痛かったろ。ずっと謝ろうと思ってた。
ごめんな…?本当にごめん…」
「…っ」
端整な顔を歪めて謝る蒼汰さん。
突然の言葉に驚いたけど、
大丈夫です。
そう言おうとしたら、強く優しく抱き締められた。
ちゅ、ちゅ、と首筋にキスをおとされ、くすぐったくて身体を捩る。
「っ、ん…」
触れるか触れないかってくらいの位置をなぞるように舐められ、びくびくと身体が震える。
「あ…っ蒼汰さ…」
「ん…?」
だから、何でそんなに優しいの…
「大丈夫です。…っん、優しい蒼汰さんも激しい蒼汰さんも、
全部…蒼汰さんの全部…っはぁ、大好きなので。
あの…っ抱いてください。いつもみたいに、
何も考えられないくらい激しく…」