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want to be ...
第11章 甘い夜
「…っう、あ、一緒に入ったら狭いですよ…」
「じゃあこうすりゃいいじゃん」
「わぁあっ」
蒼汰さんの腕がお腹に回って抱き寄せられて、足を伸ばした状態の蒼汰さんの太ももに座ると、後ろからぎゅうっと抱き締められる。
…ていうか!
「え?あの蒼汰さん…エッチしてた時裸でしたよね?
いつのまに下穿いて…」
「杏奈イかせてる間に穿いた」
えー!?
「何でわざわざ…」
「今日帰りたくねぇもん。つか一緒に住みたい。
なぁ杏奈…また同棲しようよ。
今度こそ、離さないから」
「…っ」
嬉しい…
これからまた蒼汰さんと一緒にいれるのかな…?
「毎日同じところに帰って同じもん食べて、
風呂入ったら、同じベッドで寝よ?
んで朝、「おはよう」ってキスして、俺を起こしてよ」
…嬉しい。
何?その幸せすぎる生活…
嬉しすぎるよ…
身体を捻って蒼汰さんを見上げ、コクコクと頷くと優しく笑ってキスしてくれる。
それからしばらくお互い無言でお湯に浸かり、あたしは水面で揺れる悠翔用のおもちゃのアヒルと戯れ、蒼汰さんはあたしの髪を弄ってた。