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want to be ...
第14章 愛の結晶
「つー訳で…杏奈の妊娠はストレスが原因の
体調の乱れで、サッパリなくなったという訳だが」
「はい…」
シーツの処理などを終え、再びベッドの上で蒼汰さんに後ろから抱き締められた状態で座ってるあたし。
ついさっき蒼汰さんのモノを口で奉仕して2回飲み込んだから、まだ口の中に精液の味残ってる…
それにしても今日、泣きすぎたなぁ…
ちょっと眠くなってきちゃったし…
ふわぁ、と欠伸をすると、むに、と後ろから両頬を抓られて、
「んー」
と蒼汰さんの手を掴む。
「おいこら、聞いてんのか」
「聞いてますぅ」
「じゃあ俺が今言った事言ってみ」
「ん…じゃあ俺が今言った事言ってみ…」
「…あぁっ!?違う、その前!」
「ん…?と…何だっけ。おいこら、聞いてんのか…」
「…、もういいや。眠ぃの?杏奈」
「うん…」
目をこすりつつ頷くと、
「そうだよな、もう4時だからな…」
と言われ、初めて知った現在の時刻に少し驚いたけど睡魔に負けてこくりこくりと頭が動く。
「…ん、ふぁ…」
「…また欠伸かよ。…あー、生理じゃなかったら
めちゃくちゃに抱いて眠気飛ばしてやんのに」
「…ふぁー?」
「…ふぁーじゃねぇよ。何なの、可愛すぎ」
既に殆ど意識がないあたしの後ろで蒼汰さんがぶつぶつ呟いてるけど、勿論あたしの耳に届いていない。
嬉しいなぁ…蒼汰さんの腕の中で眠れるんだぁ。
自然と緩やかに上がる口角。
「大好き…、蒼汰…さん」
そう呟いて、あたしの意識はブラックアウトした。