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第18章 俺と杏奈の関係解消　蒼汰SIDE

え、別に凄くない？


…まあそれはどうでもいいとして。


それなら…


俺はいつからかなんて全く記憶にないけど…覚えてるか？


｢俺がお前を杏奈として抱き始めたの…
いつだったか覚えてる？｣


｢知りません｣


即答されたが、その後杏奈が浮かべた表情で分かってしまった。


あぁ…手帳につけてくれてるんだ、って。


そしてその日を覚えててくれてるんだ、って。


それから俺の杏奈に対する思いを話してると、再び泣き出した杏奈。


な、何で泣くんだよ…


恋愛ってマジで、好き、って感情だけでは巧くいかねぇんだな…


…本当は、言いたくなかった。


自分と向き合い、考えてた事。


それは…


｢杏奈…俺達少し、距離置かないか｣


お互いを見つめ直す為の一時的な別れ。


泣き出した杏奈に思いを告げると、理解してくれたのか違う意味の涙を流す杏奈。


もうね…可愛くて可愛くて。


愛しくて。


ダメだ…すぐに会いたくなっちまいそう。


けど。


俺は、美咲に思いを告げる。


それで杏奈にちゃんと告白する。


杏奈、は…


もし…もし、さ。


目星つけてるやつたくさんいるって言ってたし…俺の事が嫌になって、他に好きなやつが出来たら。


俺を忘れて、そいつんところに行け。