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第24章 Request Story♡ 2人の1日 Ⅱ






蒼汰SIDE



深い眠りから目を醒まし、ぼんやりと天を仰ぐ。


手探りでいつも一緒に寝ている女の存在を確認するが当然その姿はない。


当然…というか、俺は今まで一度も、朝に杏奈より先に起きていた事はない。


まあ原因がいくつかあるが、その原因を話そうとすると多すぎてめんどいから割愛。


しっかり頭が機能するまでいつもと変わらない天井の模様を見つめ、機能すると体を起こす。


頭を掻きながらスマホを見つめ、画面右上に表示されている時間を見て驚く。


「…っうわ」


昼と称される時間をとっくに過ぎた14時半。


やっべー、怖ぇ…寝過ぎた。


約半日寝ちまってるんですけど。


14時半?とか…今日の夜まともに寝れる自信、全くないんですけど。


それでも仕方ない…''今日中に''提出しなければならなかった会社からの課題を終わらせる為に脳も精神も使って…


疲れでこれくらい寝るのは普通だろ、普通。


…うん、普通。


でも間に合ってよかった…間に合わなかったら会社全体に迷惑かけるところだったからな。


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