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want to be ...
第25章 Request Story♡ 2人の1日 Ⅲ
「は、っあ…蒼汰ぁ…」
「ん…?」
「っ、ん…大好きですー…」
「…はは、知ってる…」
「あぁあ!っん…!」
再び最奥まで入った蒼汰のモノ。
激しい律動で蒼汰の形を体に刻まれ、涙が溢れる。
「…っ、杏奈…」
突かれながら甘い声で名前を呼ばれ、薄れかける意識を何とか引き戻す。
「は…っん、い…」
おかしくなる。
「杏奈…俺は…ね、杏奈の事…」
おかしくなる…
呼ばないで。
そんな甘い声で、あたしの名前を呼ばないで…
快感の底に沈みかける意識を引き戻して、蒼汰の言葉に耳を傾ける。
「…気絶しそうなくらい、愛してる」
「…っ!」
その言葉に、気絶しちゃいそうです。
意識を飛ばしていた方が、気絶してた方がよかったかもしれない。
蒼汰は決してあたしを寝かせてくれなくて、さんざん強烈な快楽を体に叩き込まれ続けた。
太陽が既に高く上がった街の中を、蒼汰と2人で手を繋いで歩く。
周りに、あたし達のように浴衣で歩いてる人なんて1人もいない。
「今日祭りあったっけ」
「違うよ、ラブホから朝帰りじゃない?」
なんて声が聞こえる。
そうだよ?いいでしょ。
あたし、この人にプロポーズされたんだよ。
全く気にせず堂々と歩く。
「…今気付いたけど、
ラブホでプロポーズって全くムードねぇな」
「そう?…じゃあ部屋で、もっかいしてくれる?」
「…する訳ねぇだろ、バーカ。
1回でいいの。1回で俺のものなりゃいいの」
「スケジュールにプロポーズ記念日って書いとくね」
「…近々結婚式の予定も書かせるからな」