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叶わないならせめて、手に入らないならいっそ
第2章 灰色の雨が降る日、俺たちの関係はねじれた
「え? え? どーゆーこと?」
確かにしゅーちゃんはモテる。
なのに女子に対してちょっと冷たい。
それに普段は俺とばっかり一緒にいるから、彼女はまだいないんだろうとは思ってた。
でも、セフレって。
――あの子と、セックスしたってこと?
喉がぎゅっと絞まる。
俺、思ったより動揺してる。
「大丈夫。もう終わった。家まで押し掛けてくるとは思わなかったけど」
そういう問題じゃなくて。