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叶わないならせめて、手に入らないならいっそ
第2章 灰色の雨が降る日、俺たちの関係はねじれた
その時、しゅーちゃんが軽く息を吐いた。

「……なんてな。おまえ、女子とも全然しゃべらないもんな。どーせ初恋もまだなんだろ?」

その言い方に、俺の胸がざわついた。

そうだよ、恋愛のことなんてわからないよ――そう言っておけばこの場は切り抜けられる。

それなのに、俺はなぜかムキになっていた。
ぽつりと呟く。

「……好きな人、いるよ」

絶対に、本人には言わないけど。

どうせ叶うことはない。
告白する気もない。

ただ、側にいるだけ。
いつ終わりがくるかもわからずに。
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