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叶わないならせめて、手に入らないならいっそ
第9章 闇に溶ける
一瞬、幻かと思った。
若葉のことばかり考えていたから、ついに幻覚でも見たのかと。

だけど違う。
これは本物だ。

雨の中、煙っていた思考が、急速に目覚めていく。

来るな、若葉。
もう俺にもどうしようもないから。

また、泣かせてしまう。
触れれば傷をつける。
そしてお互いに心から血を流すんだ。

雨が止んでいく。
いつの間にか雲の合間に朝日が顔を出していた。

若葉が、光を背負って駆けてくる。

その眩しさに追われるように、俺は逃げ出した。
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