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叶わないならせめて、手に入らないならいっそ
第11章 雨は止んで
「動く、からな……」

ゆっくりと引き抜いて、奥まで鋭く貫く。

「ひゃぁんっ!」

のびあがる若葉の体。
それを腕の中に閉じ込めて、何度も腰をグラインドさせる。

「若葉……!」

名前を呼ぶと若葉が泣きながらしがみついてきた。

俺の肩をつかみ、背中に足を絡ませてくる。
全身で抱き着かれて、理性がもう限界だった。

「それ、反則っ!」

「ふぁあっ、あっ、ああっ!」

俺の打ち付けが激しくなるにつれ、若葉の声も極まっていく。
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