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叶わないならせめて、手に入らないならいっそ
第3章 妄想が現実を塗り潰していくまで
突き上げるたびに、若葉の体が床の上をズリ上がっていく。
俺も膝が痛い。
本当はベッドに移動した方がいいんだろうけど、そんな余裕はどこにもない。

空がまた光った。
どこかに雷が落ちたのかもしれないが、俺の耳にはもう、若葉の声しか聞こえない。

「やだ! やだぁっ! しゅーちゃっ、も……ゆるしっ……!」

「やだって言うわりには、元気なままじゃん」

勃ち上がって揺れている若葉のものをつかむ。
先端からは透明な液体があふれていた。

「ひゃっ……は、はなし、て……!」

「なんで? きもちーんだろ?」
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