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第4章 魔法に掛けられたように

ドキドキしながら、隣の診察室に向かった。


「下着を脱いで、その診察台に座って下さいね」



下着を脱いで、カゴにいれ…恐る恐る椅子に腰掛けた。


台が、上昇し…椅子が緩やかに倒れた。


冴子と小笠原の間には、目隠しカーテンが遮り

お互いの顔は、見えない。



「今日はね、家政婦もやすみだし…

翔は、塾の合宿に行って留守なんです」


カーテンの向こう側から

小笠原の声がした。