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藤の舞
第11章 公開
先生はキスしてきて優しく抱いてくださった。
それは、私が引き返す最後のチャンスだったのかもしれない。
翌日も主人を送り出してからすぐに病院に向かった。
「予約の患者がいるから早く脱ぎなさい。」
もう裸になることに抵抗はなくなっていた。
「待たせる間も良いものをあげましょうね。」
獲物の手首に縄をかけ、壁のフックにぶら下げる。
踵が浮く程度に調節し、片足を折らせて括り、フックにかけ片足立ちにさせる。
口に布を突っ込み布を縛って封じた。
従順な獲物に驚きと恐怖の色が見えた。
ラブピアスに超小型の振動モーターを取り付けた。
うぅうっ…
「他の患者さんが来ますから、声は出さないでくださいよ。」
そう言ってカーテンを閉めた。
獲物はすでに涙目でコクコクと頷いた。
ポーン…
「一番の方、診察室にお入りください。」
患者は癌検診に来た人だ。
『そうしましたら婦人科系の総合癌検診ということでよろしいですか?』
『はい。』
カーテンの向こうでは、先生が普通に診察をしている。
だというのに、私は何をしているのだろうか。
いいえ、何もしていないのだけど…
それは、私が引き返す最後のチャンスだったのかもしれない。
翌日も主人を送り出してからすぐに病院に向かった。
「予約の患者がいるから早く脱ぎなさい。」
もう裸になることに抵抗はなくなっていた。
「待たせる間も良いものをあげましょうね。」
獲物の手首に縄をかけ、壁のフックにぶら下げる。
踵が浮く程度に調節し、片足を折らせて括り、フックにかけ片足立ちにさせる。
口に布を突っ込み布を縛って封じた。
従順な獲物に驚きと恐怖の色が見えた。
ラブピアスに超小型の振動モーターを取り付けた。
うぅうっ…
「他の患者さんが来ますから、声は出さないでくださいよ。」
そう言ってカーテンを閉めた。
獲物はすでに涙目でコクコクと頷いた。
ポーン…
「一番の方、診察室にお入りください。」
患者は癌検診に来た人だ。
『そうしましたら婦人科系の総合癌検診ということでよろしいですか?』
『はい。』
カーテンの向こうでは、先生が普通に診察をしている。
だというのに、私は何をしているのだろうか。
いいえ、何もしていないのだけど…