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藤の舞
第11章 公開
片足立ちに、雄犬の小便ポーズのように、もう一方の足を上げて、
だらしなく晒された秘部がジュワッと潤うのがわかった。

欲しい…私も先生の指で掻き回されたい…

その欲望を感じ取ったかのように、取り付けられた機械が細かく振動する。

ッググ…

私は咄嗟に布を噛みしめて声を殺した。

『先生、何か変な音がしませんでした?』

『そうですか?ここにはあなたと僕しかいませんよ。受付のほうでしょうか。』

『すみません。』

『次は乳房(にゅうぼう)の検診です。まずは検査着の下は何も着けずに向こうの診察台に横になってください。』

患者さんの勧められた診察台は、私が吊るされている着替えスペースのすぐ隣。

患者が着替えている間、隣の奴隷のカーテンを開ける。

奴隷は蕩けた目と怯えた表情で僕を見てきた。
口を手で塞ぎ、尖らせた乳首を指先で弾く。

プルプルと震えながらグッと布を噛みしめて声を出さないように堪えていた。

頭を撫でヨシヨシと微笑む。気が弛んだところでラブピアスをくいくいと引っ張った。

奴隷は慌ててまた布を噛みしめる。
顎が疲れてしまうだろうに…

しかし、それも午後の余興の下準備だ。
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