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藤の舞
第14章 謝肉祭
先生に抱かれて安心した。そして新しく身に付けた奉仕を先生に返した。
シャワーを使わせてもらい鏡を見る。
服で隠れるところに沢山の形のキスマークが付いていた。
お尻や背中がヒリヒリし、鞭の痕が腫れている。
それらを洗いながら撫でていくと、沢山の男にされたことを思い出し、性懲りもなく蜜が溢れた。
もうへとへとで、体は無理と言っているのに、
私の欲は足りないと叫んだ。
ストーカー紛いのあの客が、まだ間に合うなどと言っていたが、
私は先生を始めとするこの病院で起こる甘美な快楽の虜になっていた。
恥ずかしさ、苦しさ、痛さを上回る狂う程の快楽、
麻薬のように、もっと強いものを、もっと沢山と欲し続けた。
体に付いた痕のことを先生が気にしたけど、夫とは、暗闇でしか肌を見せないことを話すと、
安心して、週一度は最低でも夫とsexするように言われた。
いつ、誰の子供を妊娠するかわからない恐怖、
それすらも快感を増すスパイスになっていると気づいていた。
夫にはバレない。
逆に言えば、それほど夫が私に関心がないということになるのだけど、
だから私は病院に通い続けるのだと、自分を正当化していた。