この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
藤の舞
第15章 誘惑
「湿布を直に貼って、消毒をして欲しいの。」
コンビニの袋を渡すと、男は跪いたまま、それを受け取った。
「ストッキング切っちゃって貰える?」
男は大腿にアタシの足を乗せてストッキングの上から貼った湿布を剥がしてくれていた。
「でも…」
「ハサミがあるでしょう?
穴が開いてしまったもの切ってちょうだい…」
ストッキングの内側には細いチェーンの飾り編みがついていて内ももから女の中心まで鎖が這っている。
中心には鍵の模様があるものだが、まだそこまでは見えていないだろう。
男がハサミを取りだして傷口を避けてストッキングを切っていく。
傷口より下を切ったので、足を浮かせてストッキングを傷口より上まで丸めていった。
男が立ちきられた鎖の模様を追いかけてスカートの中にまで視線を流したのを黙って見ていた。
堅物な男ほど崩れ堕ちるのは早い。いつ自分から手を出すか賭けに出る。
男がスルスルと靴下のようになった切れ端を脱がせていく。
足に触れる手の熱を感じた。
「さっき、ぶつかった時、誰と話してたの?」
「家に、妻に帰るコールを…」
「あらやだ、急いで帰らなきゃじゃない。」
コンビニの袋を渡すと、男は跪いたまま、それを受け取った。
「ストッキング切っちゃって貰える?」
男は大腿にアタシの足を乗せてストッキングの上から貼った湿布を剥がしてくれていた。
「でも…」
「ハサミがあるでしょう?
穴が開いてしまったもの切ってちょうだい…」
ストッキングの内側には細いチェーンの飾り編みがついていて内ももから女の中心まで鎖が這っている。
中心には鍵の模様があるものだが、まだそこまでは見えていないだろう。
男がハサミを取りだして傷口を避けてストッキングを切っていく。
傷口より下を切ったので、足を浮かせてストッキングを傷口より上まで丸めていった。
男が立ちきられた鎖の模様を追いかけてスカートの中にまで視線を流したのを黙って見ていた。
堅物な男ほど崩れ堕ちるのは早い。いつ自分から手を出すか賭けに出る。
男がスルスルと靴下のようになった切れ端を脱がせていく。
足に触れる手の熱を感じた。
「さっき、ぶつかった時、誰と話してたの?」
「家に、妻に帰るコールを…」
「あらやだ、急いで帰らなきゃじゃない。」