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第5章 想い人

余韻に浸っている間もなく自分の愛液によって汚してしまった床をトイレットペーパーでふき取る

便器の中を流れていくトイレットペーパーを見つめながらとんでもないことをしてしまったという背徳感がわたしを包んだ

相変わらず誰も入ってこないトイレをあとにする

すでに鳴ってしまったチャイム

授業は始まっているが腰が重くて走ることは出来ない

教室に戻るとやっぱりみんながいっせいにこっちをみる

彼と目が合い下を向いた


わたしは彼をおかずに


クラスメイトの男の子をおかずに

オナニーしてしまったのだ