この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
心も抱きしめて
第1章 心
大学時代のサークル仲間と久しぶりの飲み会だった。
始めはみんなでワイワイ話していたんだけど、酔いが回って
段々近くの人と、個人的な話をするようになってきた。
ずっと悪友で、お互いの彼氏のことから
エッチのことまで割とあけすけに
ほかの人には話せない事まで話しちゃう美香と近況報告をしあっていた。
2人でも飲みに行くその美香が
いつもと同じように「彼氏はできた?」と聞く。
「できない」
もう元カレと別れて2年余り。
いい人なんか、なかなかいないもんだよね。
「もうあれから2年だね」
美香は元カレと別れて凹んでいた私を思い出したように言う。
確かに独り身で2年は初めてだ。
そして近頃、ずっと思ってきたことを打ち明けることにした。
「あのさぁ~」
多少お酒の力も借りて。
「何?」
今までお互いの彼氏のエッチの内容まで話してきたけど
これは言ったことがなかった。
「私ね。最後までイッたことがないの」
「・・・・・」
美香はすでに酔っているのに、さらにワインをあおった。
「ちゃんと今までの彼氏のことは好きだよ?でもセックスでイッたことがないの」
「・・・・そうっすか」
「あ。お酒頼む?」
「うん。お願い」
「おねーさん。赤ワインデキャンタで!」
始めはみんなでワイワイ話していたんだけど、酔いが回って
段々近くの人と、個人的な話をするようになってきた。
ずっと悪友で、お互いの彼氏のことから
エッチのことまで割とあけすけに
ほかの人には話せない事まで話しちゃう美香と近況報告をしあっていた。
2人でも飲みに行くその美香が
いつもと同じように「彼氏はできた?」と聞く。
「できない」
もう元カレと別れて2年余り。
いい人なんか、なかなかいないもんだよね。
「もうあれから2年だね」
美香は元カレと別れて凹んでいた私を思い出したように言う。
確かに独り身で2年は初めてだ。
そして近頃、ずっと思ってきたことを打ち明けることにした。
「あのさぁ~」
多少お酒の力も借りて。
「何?」
今までお互いの彼氏のエッチの内容まで話してきたけど
これは言ったことがなかった。
「私ね。最後までイッたことがないの」
「・・・・・」
美香はすでに酔っているのに、さらにワインをあおった。
「ちゃんと今までの彼氏のことは好きだよ?でもセックスでイッたことがないの」
「・・・・そうっすか」
「あ。お酒頼む?」
「うん。お願い」
「おねーさん。赤ワインデキャンタで!」