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桜の咲く頃
第2章 春から夏へ
「先生…何するんですか?私のファストキスを」

「私と付き合えって言っているだろ?」

「葵は…昴がいるの」

「あんな 次々と…幸せになんかできない」


その時、桜の木に
衝撃と強い光が
葵に襲い 気を失った


「佐野倉?佐野倉?」

「葵、どうしたんだ?先生…葵に何したんですか?」

「何もしてない」

「葵に何かあったらただでは置かない」

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