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桜の咲く頃
第4章 桜の木の下で
すごく長い時間に感じた
「佐野倉?佐野倉?」
「葵?葵?」

目覚めて
「修吾」と手を伸ばした

「葵?何寝ぼけているんだ?」

「修吾…抱きしめて」

「チェ、」

「いいのか?佐野倉」

「ここは?」

「桜の木の下だ」

「やっと戻れた…」

「抱きしめていいのか?」

「何寝ぼけているの?」

「さっき、修吾と言ったが…」

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