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忘れられない指
第2章 出会い
私、橋本咲子、23歳。
ファッションデザインの専門学校を出て就職2年目。
都会のど真ん中に住み、
小さい会社だけど夢だったデザイナーとして働いている。
ちょっと狭いけどこぎれいなアパートは、
若者に人気の町にある。
私鉄沿線の小さな駅のその町は、商店街のような趣に
シャレた雑貨屋や洋服屋、古着屋なんかが立ち並ぶ。
もちろん飲食店も充実している。
気取った店ばかりじゃなく、気のいいおっちゃんおばちゃん夫婦の営む
定食屋もいくつかあって、
そこにいけば空腹を満たすだけじゃなく、
故郷を離れて独りで暮らす寂しさも忘れさせてくれる。
なので、夜はほぼ外食。
昼は節約弁当を持っていって、夜は補えない栄養をまかなうために
定食屋でメシを食べた。
その後の楽しみは、行きつけのバーで
そこで知り合った常連客達とおしゃべりする事。
1人暮らしは寂しいけど、その反面時間の自由は100%。
アパートまで歩いてわずかな距離だから、
夜中過ぎまで居座ったりすることもある。
そんな憩いの場所があるおかげで
私は毎日の生活を楽しめているのである。
ファッションデザインの専門学校を出て就職2年目。
都会のど真ん中に住み、
小さい会社だけど夢だったデザイナーとして働いている。
ちょっと狭いけどこぎれいなアパートは、
若者に人気の町にある。
私鉄沿線の小さな駅のその町は、商店街のような趣に
シャレた雑貨屋や洋服屋、古着屋なんかが立ち並ぶ。
もちろん飲食店も充実している。
気取った店ばかりじゃなく、気のいいおっちゃんおばちゃん夫婦の営む
定食屋もいくつかあって、
そこにいけば空腹を満たすだけじゃなく、
故郷を離れて独りで暮らす寂しさも忘れさせてくれる。
なので、夜はほぼ外食。
昼は節約弁当を持っていって、夜は補えない栄養をまかなうために
定食屋でメシを食べた。
その後の楽しみは、行きつけのバーで
そこで知り合った常連客達とおしゃべりする事。
1人暮らしは寂しいけど、その反面時間の自由は100%。
アパートまで歩いてわずかな距離だから、
夜中過ぎまで居座ったりすることもある。
そんな憩いの場所があるおかげで
私は毎日の生活を楽しめているのである。