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第2章 長兄は、自閉症

「今日も、優輝の行動は、おかしかった。あの子、絶対におかしい！」
「じゃ、１回調べて貰ったら？」

とアドバイスした。検査してもらったのは、優輝が、高校１年の夏休み。でも、その前から、ママは何度も言ってたらしいけど、おじさんは、「金がない！」
と逃げていた。

で、検査してもらった結果、

「自閉症」

私とママは、なんとなく察してたからショックはないけど、あの二人はショックよりも、逆にからかってた。

「優輝は、自閉症だから…」
「こんな奴、俺の子供じゃない！」

こんなのを毎回聞いてれば、私もママも精神がおかしくなる。それでも、ヤツラは、平気で言ってた。