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Love Emotion
第3章 偶然の再会
「実は俺、ドア開けた時は見たことある顔だなってくらいにしか覚えてなくて。誰だっけって思ってたんですけど、先に三崎さんが名乗ってくれたから思い出したんです」
「え、そうなの?」
思わずタメ口になり、私は反射的に口元を片手で覆った。
「…すみません」
「いいですよ。三崎さん、年上ですし、敬語無しでも」
「え、でも、それは…、話しづらい気もします」
仕事での先輩後輩関係なら一方が敬語でもう一方がタメ口でも気にしないのだが、そんな間柄でもない相手だと、いくら年下とは言え、向こうが敬語なのにこっちはタメ口で話すのは気が引ける。
「え、そうなの?」
思わずタメ口になり、私は反射的に口元を片手で覆った。
「…すみません」
「いいですよ。三崎さん、年上ですし、敬語無しでも」
「え、でも、それは…、話しづらい気もします」
仕事での先輩後輩関係なら一方が敬語でもう一方がタメ口でも気にしないのだが、そんな間柄でもない相手だと、いくら年下とは言え、向こうが敬語なのにこっちはタメ口で話すのは気が引ける。