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Love Emotion
第1章 恋の仕方を忘れた女
虐待が露見したのは、小学校の先生が度重なる不自然な怪我を不審に思ったことがきっかけだった。
大人達が話を聞きに来て、その結果、私は保護をされることになった。
それからは、ずっと施設で暮らしている。
私を虐待した男がどうなったかは知らない。
お母さんはたまに面会に来ていたが、中学にあがる頃からはそれもなくなり、今では行方知れずだ。
施設での暮らしは些細でくだらない喧嘩や、見え見えの独り善がりな憐れみの感情で自分達に構う新人の職員に苛つくこともあったけど、それなりに穏やかに過ごすことができた。
大人達が話を聞きに来て、その結果、私は保護をされることになった。
それからは、ずっと施設で暮らしている。
私を虐待した男がどうなったかは知らない。
お母さんはたまに面会に来ていたが、中学にあがる頃からはそれもなくなり、今では行方知れずだ。
施設での暮らしは些細でくだらない喧嘩や、見え見えの独り善がりな憐れみの感情で自分達に構う新人の職員に苛つくこともあったけど、それなりに穏やかに過ごすことができた。