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Love Emotion
第5章 命の終わり
モニターの数値は下降を続けていた。
心拍数、二十。サチュレーション、三十パーセント台。
呼吸は殆どしていない。
「…三崎さん、先生と当直師長さんに連絡するね」
平山さんが当直医と当直師長へ電話連絡するため、退室する。
心拍数、十。
サチュレーションも比例するように下がっていく。
「…」
先にサチュレーションがゼロを示した。
呼吸は停止している。
続いて心電図の波形が、一本の直線になる。
心拍数、ゼロ。
心停止。
「……」
程なくして当直師長と共に当直医が来棟し、仁木さんの死亡を確認した。
仁木さんの命が、終わった。
心拍数、二十。サチュレーション、三十パーセント台。
呼吸は殆どしていない。
「…三崎さん、先生と当直師長さんに連絡するね」
平山さんが当直医と当直師長へ電話連絡するため、退室する。
心拍数、十。
サチュレーションも比例するように下がっていく。
「…」
先にサチュレーションがゼロを示した。
呼吸は停止している。
続いて心電図の波形が、一本の直線になる。
心拍数、ゼロ。
心停止。
「……」
程なくして当直師長と共に当直医が来棟し、仁木さんの死亡を確認した。
仁木さんの命が、終わった。