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先生、早く縛って
第17章 思いきり抱いて
「せ、先生……」
急に怖くなって、先生に近づいてその手を握りしめる。
「えっと……こ、こんなにいっぱい何に使うんですかねっ」
そんなことで怖さがごまかされる訳ではないけど……うわずった、妙に明るい声が出てしまう。
「何って……することは一つだろう。ここしか空きが無かったんだが……デラックスルームというのは単に部屋が多少広いことと、設備がやたら多いということなんだな」
そ、そっか……ラブホテルだもんね……
っていうかこんなにいっぱいの器具を使って、私は先生と初めての夜を……?
うわっ……どうしよう……
「それにしてもこんなには要らないよなぁ」
真面目な顔でそう言いながら先生が触れたのは、入り口近くにあるピンク色の器具だった。
それは背の高い器具で、上に渡されたポールからは四角い台がまるで丸太か何かみたいに鎖で吊るされていて……先生が軽く押すだけでその台はユラユラと揺れる。