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先生、早く縛って
第21章 鬼畜王子
小野寺翠。学校中の男子から絶大な人気を誇る三年生。
透き通るような白い肌に、ツンとした目元が印象的な……プライドの高さを感じさせるような美人。
学業優秀で、さらには生徒会役員という肩書きもある才媛だ。
「……優等生の〝ミドリ先輩〟は……とんだ隠れ肉食系だったって訳だ」
「フフッ……がっかりした? 私ね……君のことを知って、どうしても自分のモノにしたくなったの。下級生や同級生に告白されまくっても、いつもクールに切り捨てる……冷たい王子様」
また繰り返される、甘い吐息を交ぜ合わせたキス……そんなキスをしながら俺の足を挟むようにして腰を押し付ける。
「でも……隙だらけの王子様ね」
「隙だらけ?」
「今の状況、わかってる? 二人きりで……鍵のかかった部屋にいるのよ」