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先生、早く縛って
第29章 つなぐ想い
そして、先生との出逢いから別れまでのことを全部、一心不乱に書き綴る。
告白オナニーのこと……カラオケボックスでのこと……宿題のこと……SMホテルのこと……。
書いていると、自然と笑顔になってしまったり、ドキドキしてしまったり、最後には辛くなって……私の目からは涙が零れ出ていた。
エッチな話も全部書いたけど……不思議と恥ずかしくなかった。だってそれは全部、先生との大切な想い出で、全部意味があることだと思えたから。
見ず知らずの人にこんなことまで書くのはおかしいのかもしれない。でも、全部書かないと私の本気は伝わらないと思った。全く信じてもらえない可能性だってある……
それに私は誰かに聞いてもらいたかったのかもしれない。
誰にも……本当に誰にも相談できなかったから。
そして最後はこう締めくくった。
『――もう先生とあんな風に会うことはできません。
それでも私は愛奴が何かを知りたいし、心だけでも本当の愛奴になりたいって思うんです。
お付き合いしている時は、愛奴って言われることが不安でした。
でも、今はどんなに幸せなことだったかと思います。
どうしても愛奴隷が読んでみたいです。
なかなか手に入らないならどこか読ませてもらえるところを教えてもらえませんか?
おこづかいで行ける場所は限られますが、何年かかっても絶対見に行きます。
お願いします。本当にお願いします。
立松結衣』