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カノジョ
第5章 あんなカノジョ《再》
 
「んはぁっ…はぁっ……あぁあっ………」

 人気の少なくなった校舎の階段を駆け下りた。

 誰の目に触れることも無く手近なトイレへと駆け込むと、ブースの中へと駆け込む。

 後ろ手に鍵を掛ければ、直ぐ様パンツスーツのボタンを外した杏子。

 ストンとパンツが床に落ちれば、黒いハイレグのショーツに包まれた股間が露わになる。

 小麦色の肌も露わに便器に座り、ショーツの上から軽くワレメを指先でなぞるだけで、杏子のカラダの中を快感が走り抜けていった。


…昨日…あんなに……シたのに………


 快感に貪欲なカラダを恨めしく思いながらも、熱い吐息を洩らしながら指先で擦り続ける。

 徐々に増していく湿り気に、杏子のカラダも熱さを増していく。

「んふぅっ…ふぅっ………」

 指先がワレメを擦れば、広がっていく快感。

 無意識に脚も開いていき、終いには大股で便器を跨ぐ程だった。


…アタシ…学校で……こんな事………


 職場でのオナニーに興奮が昂ぶっていく。

 背徳感がカラダを突き動かす。

 軽めだった動きも、何時しか指の腹をワレメに押し付ける様に擦り始めていた。
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