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カノジョ
第6章 そんなカノジョ《再》
 
「んあぁあ…ケイ……くぅんっ」

 川のせせらぎだけが流れる長閑な景色に、恭子の甘い声が響く。

 その大きさにケイはドキッと反応するも、最早膨らんだ肉欲の前に突き進むだけだった。

「もう…知らない…からなっ」

 自らにも言い聞かせるような言葉を洩らし、ケイはモノの根元を掴んだ儘で腰を突き出した。

「んはぁっ…きて…来てぇっ………」






「…あ…あれっ……」

 強請る恭子の声とは対照的に、ケイは焦りの声を吐き出した。

「もぉ…焦らし……すぎぃ………」

「ちょ、ちょっと…待って………」

 フェラチオから始まりワレメを擦られるまでの長時間で、既に受け入れる態勢は出来ていた恭子。

 愈々【イヨイヨ】という時にもなって、依然として望む快感が訪れない事に痺れを切らす。

 一方のケイは、煽情的な痴態を晒し続ける恭子の肉感的過ぎるカラダを前に、童貞であるかのように焦りを見せていた。


何度と腰を突き出しても、恭子のカラダを突き挿す迄には至らずに、更に焦りは増していく。

 亀頭が微妙に外れた所を突く刺激に恭子は軽く鼻を鳴らしながらも、更に腰を揺らして催促する。


…も…もう……こうなりゃ………

 半ばヤケになったケイ。

 何も考えずに、闇雲に腰を突き出した時だった。

「んあぁあぁっ! け…ケイ…くぅぅぅんっ!!」
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