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Love adventure
第42章 Love meeting ②
彼は両の掌で、ほなみの顔を挟み、優しく微笑んだ。
「……結婚しよう」
ほなみは、目をまん丸くして彼を見た。
彼が発した言葉の意味がわからず、聞き返そうとした時、天にも昇ってしまいそうな事をだめ押しのように告げられる。
「ほなみしか……もう要らない……」
「西……くん」
彼は照れ臭そうに舌を出すと、軽い調子で笑った。
「あ――もっと用意周到にしてから言うつもりだったのに……予定外だな……
いろいろサプライズ考えてたのに……うーん……
あのさあ、改めてドーンとプロポーズ大作戦やるから、一旦忘れ……
ほなみ……何泣いてるんだよ」
彼は、ボロボロ泣くほなみを優しく羽で包む様に抱き締めた。
「……嫌なの?」
「違うよ……嬉しい……凄く嬉しい……充分サプライズだよ……嬉しくて……
もう……死にたいよ……」
「何だよそれ――!ダメじゃん!嬉しくても死んだら!
ほなみも面白いな――!アハハハ」
屈託なく彼は笑い、ほなみの頭をポンポン叩いた。
――嬉しい。
それ以外の言葉は見つからなかった。
だけど……
西君は、智也の事を知らない……
離れなくてはならないのは解っていた。
けれど、嬉しくて仕方なかった。
本当に、このまま死んでしまいたい位――
「……結婚しよう」
ほなみは、目をまん丸くして彼を見た。
彼が発した言葉の意味がわからず、聞き返そうとした時、天にも昇ってしまいそうな事をだめ押しのように告げられる。
「ほなみしか……もう要らない……」
「西……くん」
彼は照れ臭そうに舌を出すと、軽い調子で笑った。
「あ――もっと用意周到にしてから言うつもりだったのに……予定外だな……
いろいろサプライズ考えてたのに……うーん……
あのさあ、改めてドーンとプロポーズ大作戦やるから、一旦忘れ……
ほなみ……何泣いてるんだよ」
彼は、ボロボロ泣くほなみを優しく羽で包む様に抱き締めた。
「……嫌なの?」
「違うよ……嬉しい……凄く嬉しい……充分サプライズだよ……嬉しくて……
もう……死にたいよ……」
「何だよそれ――!ダメじゃん!嬉しくても死んだら!
ほなみも面白いな――!アハハハ」
屈託なく彼は笑い、ほなみの頭をポンポン叩いた。
――嬉しい。
それ以外の言葉は見つからなかった。
だけど……
西君は、智也の事を知らない……
離れなくてはならないのは解っていた。
けれど、嬉しくて仕方なかった。
本当に、このまま死んでしまいたい位――