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Love adventure
第52章 if

「……なみ……」
西本の唇がわずかにひらき、ほなみの意識は目の前の愛しい人に戻される。
「ほなみ……」
むにゃむにゃ呟くと、ほなみを抱き締める力を一瞬強くしたが、また規則的な寝息を立て始めた。
その胸元にそっと唇を押し付けると、ほなみは静かにベッドから降りた。
抱き合っている間に、外はすっかり暗くなっている。
(今、何時かしら。そういえば、電話……)
ベッドの下に落ちたスマホを手に取ったほなみは瞬間凍り付いた。
ディスプレイには『通話二十分』の文字。
通話相手は智也だった。
手が震え、スマホを落としそうになる。
(二十分もの間……聞かれていた?私と西君の……)
西本の唇がわずかにひらき、ほなみの意識は目の前の愛しい人に戻される。
「ほなみ……」
むにゃむにゃ呟くと、ほなみを抱き締める力を一瞬強くしたが、また規則的な寝息を立て始めた。
その胸元にそっと唇を押し付けると、ほなみは静かにベッドから降りた。
抱き合っている間に、外はすっかり暗くなっている。
(今、何時かしら。そういえば、電話……)
ベッドの下に落ちたスマホを手に取ったほなみは瞬間凍り付いた。
ディスプレイには『通話二十分』の文字。
通話相手は智也だった。
手が震え、スマホを落としそうになる。
(二十分もの間……聞かれていた?私と西君の……)

