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第59章 奪還作戦

｢……あと少しで解析できそうだよ～ん｣

　浜田の垂れぎみな目がキラリと光る。

｢Callingの仕事があるのに……悪いですね｣

　綾波は、物凄い速度で無数の英字が流れる画面を睨み言った。

｢いやいや、可愛い西君とほなみちゃんを助ける為だよ！
　あっちの方は、信頼できるスタッフがいるし
『星の王子』ちゃん達も手伝いに来てくれてるからね。なんとかなるよ～｣
｢しかし、腕は衰えていませんね。本業をこっちにしたらどうですか｣
｢う～ん。物騒な稼業だからねえ……
　趣味が高じて盗聴機やら盗聴機レーダーやら超小型カメラやら作っては売ってた昔が懐かしいねえ……
　まさか今になってこの趣味が役立つとは思わなかったよ～｣
｢助かります、本当に｣