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Love adventure
第77章 会見

「不適切な関係――とは?つまり、どのような関係の事なのでしょう」
智也が逆に質問すると、女性記者は口ごもりながら答えた。
「えっ……つ、つまり……ふ、不倫……ではないでしょうか……?」
「そうだそうだ不倫だ!」
「お前の妻はアバズレだ!」
智也は会場を見回して、野次が飛んできた方向にマイクを向けた。
「言いたい事があるならば、手をあげてマイクで話していただきたい……
それと、妻を侮辱する言葉が聞こえましたが……どなたですか?」
ザワザワとする会場。
名乗り出る者が居ないのを智也は確認すると、溜め息を吐いてから記者一人一人の顔を見ながら静かに話す。
「堂々と顔を見せて発言出来ないなんて、記者の資格はありませんね……
では、先程の質問にお答えします。
クレッシェンドは、注目度、実力どちらも兼ね備えたバンドです。
新しく社長に就任した門出のプロジェクトに彼らが相応しいから、彼らを選んだまでです」
フラッシュは止むこと無く智也を照らした。
智也が逆に質問すると、女性記者は口ごもりながら答えた。
「えっ……つ、つまり……ふ、不倫……ではないでしょうか……?」
「そうだそうだ不倫だ!」
「お前の妻はアバズレだ!」
智也は会場を見回して、野次が飛んできた方向にマイクを向けた。
「言いたい事があるならば、手をあげてマイクで話していただきたい……
それと、妻を侮辱する言葉が聞こえましたが……どなたですか?」
ザワザワとする会場。
名乗り出る者が居ないのを智也は確認すると、溜め息を吐いてから記者一人一人の顔を見ながら静かに話す。
「堂々と顔を見せて発言出来ないなんて、記者の資格はありませんね……
では、先程の質問にお答えします。
クレッシェンドは、注目度、実力どちらも兼ね備えたバンドです。
新しく社長に就任した門出のプロジェクトに彼らが相応しいから、彼らを選んだまでです」
フラッシュは止むこと無く智也を照らした。

