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第81章 happy　birthday

　そっと優しく握り上下に動かすと、ほなみの上で彼が気持ち良さそうにブルッと震え低く呻く。
　獣の小さな口から滴る滑りを擦り付けるようにして手の動きを徐々に速めると｢うっ｣と短く叫び、手の中で一気にドクドク溢れ出した。

｢くっ……｣

　西本は快感に呻きながら、ほなみの唇を貪るが、また獣は勃ち上がり熱くなっている。

｢ほなみ……もう……挿れたいっ｣

　彼の指がそっと蕾に差し入れられると、クチュと水音がする。

｢ん……んっ……｣

　優しく、中をなぞるような動きで指が踊ると、熱い蜜がとめどなく溢れて彼の指を濡らした。
　背中にしがみつき、ほなみは甘くねだった。

｢私……も……我慢……できな……っ｣

　彼は優しく微笑むと、ゆっくりと腰を落とす。
　蕾に少し触れただけでほなみは快感に叫ぶ。

｢！――ああっ｣
｢もう……そんなになっちゃうの？……これから……だよ｣

　上擦った声で囁いて、更に中まで入ってくる。

｢ああ――！西君っ｣
｢ふっ……く……キツかったら……言って……｣

　顔を歪ませ、ほなみの胸をまさぐりながら彼はゆっくり動き始めた。

｢あ……ああ……あっ｣
｢はっ……きつ……っ｣

　動く度に締めてしまい、彼を苛ませてい るのが分かる。
　だが、ほなみは自分でコントロール出来なかった。