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幽霊は勃起する
第2章 幽霊は勃起する
「え、キミ、なに?調教されたかったの?」
私のマジレスにユウは怯むこともなく素直に頷いた。
「き、奇遇だね。お姉さんも小さい頃からずっとカワイイ男の子をいじめまくりたいと思って神様にお祈りしてたんだよ」
「ほ、ほんとう?」
途端にユウは泣き止み、そして開いてるんだか開いてないんだか分からない瞼から赤い瞳を私に一心に向け、キラキラ輝かせていた。
「ぼ、ぼく幽霊だけど、ね、寝る子様、ぼくを調教してくれる?」
もはやどちらが支配者になる予定なのかまったくわからん問いかけではあったが「NO!」と答えて成仏されてはたまったもんじゃないので、私はひとまず「も、もちろん」と、ノーマル丸出しの返答をしてしまった。
ユウは突如立ち上がって飛び跳ね、そして、「ヤッター!」と幽霊の分際で喜びまくっていた。
本来、今から調教してくれる人間に対してこんなに喜びをあらわにするものなのだろうか?
よくわからんが、そんな小さいことを気にしていたら長年の夢を棒に振るようなものなので、私はひとまず「ヨカッタネー」と他人事のように答えつつ、顔にタテ線を入れた。
ユウはひとしきり喜ぶと、はちきれんばかりの笑みを私に向けて言った。
「ぼく、ユウです!●●大学の法学部に通ってました。死んだときは1回生で、19歳でした。死因は首吊りで、これは緊縛に憧れたからです。飛び降りとも迷ったんですけど、やっぱ縄かなって。プレイの参考にしてください!これからよろしくお願いします!たくさんいじめてくださいね!寝る子様♡」
かくして、私とユウ、人間と幽霊の、共同生活が始まったのであった。
私のマジレスにユウは怯むこともなく素直に頷いた。
「き、奇遇だね。お姉さんも小さい頃からずっとカワイイ男の子をいじめまくりたいと思って神様にお祈りしてたんだよ」
「ほ、ほんとう?」
途端にユウは泣き止み、そして開いてるんだか開いてないんだか分からない瞼から赤い瞳を私に一心に向け、キラキラ輝かせていた。
「ぼ、ぼく幽霊だけど、ね、寝る子様、ぼくを調教してくれる?」
もはやどちらが支配者になる予定なのかまったくわからん問いかけではあったが「NO!」と答えて成仏されてはたまったもんじゃないので、私はひとまず「も、もちろん」と、ノーマル丸出しの返答をしてしまった。
ユウは突如立ち上がって飛び跳ね、そして、「ヤッター!」と幽霊の分際で喜びまくっていた。
本来、今から調教してくれる人間に対してこんなに喜びをあらわにするものなのだろうか?
よくわからんが、そんな小さいことを気にしていたら長年の夢を棒に振るようなものなので、私はひとまず「ヨカッタネー」と他人事のように答えつつ、顔にタテ線を入れた。
ユウはひとしきり喜ぶと、はちきれんばかりの笑みを私に向けて言った。
「ぼく、ユウです!●●大学の法学部に通ってました。死んだときは1回生で、19歳でした。死因は首吊りで、これは緊縛に憧れたからです。飛び降りとも迷ったんですけど、やっぱ縄かなって。プレイの参考にしてください!これからよろしくお願いします!たくさんいじめてくださいね!寝る子様♡」
かくして、私とユウ、人間と幽霊の、共同生活が始まったのであった。