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夢を叶えて?ぺコリーヌ☆
第11章 目指せ体育会系ヒーロー!
―――――――――――
「おい勇人!メシ!」
岳人が部屋のドアをバァンと開けるが、僕はベッドの中から動けずにいた。
学校から帰って部屋へ入った途端身体がズーンと鉛の様に重くなり、ベッドへ倒れ込み眠ってしまったのだが、眠りから醒めてもとてつもなく怠い。
「おい勇人!母さんが今にぶちギレるぞ」
岳人が布団を剥ぐが、僕が全く動こうとしないのを見て眉をひそめた。
「腹でも痛むのか?」
「い、いや……そうじゃ……ないけど」
手足に力が入らないし、喋るのも億劫な位だった。
「岳ちゃーん?勇ちゃんは?」
母さんの声がする。
岳人が下に向かって言った。
「腹痛だってさ――
俺が二人分食うから」
「あらそう?」
「じゃーな!今夜は静かに寝てくれよな」
虫の息の弟を見捨て、岳人は下へ降りてしまった。
「なんて……薄情……な」
僕は弱々しく呟く。

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